席順のマナーは?上座と下座、左右もあるの?

席順マナー

昔から日本では席順に「上座」・「下座」があり、あなた(自分)が座る位置によって目上の人が年長者への敬意や、お客様へのおもてなしの気持ちを表していました。

どこの席が「上座」で、どこの席が「下座」であるか判断し、実践することは常識のある人として、あなたへの見る目もどんどん変わっていくものです。

今回は、ビジネスマンとして基本的な席順のマナーについて紹介していきます。

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席順のマナーは?

席順とは、座席の順序のことをさし、席次ともいいます。

席順(席次)には、上位(上座)の席、下位(下座)の席があり、和室や洋室、車内やエレベーターなど様々な場面で「上座」「下座」があります。

立場に関わらず基本的には、「下座」に座るのがマナーですが、先方に座る席をすすめられた場合などは「上座」「下座」に関わらずすすめられた席に座るのがマナーです。

反対にあなたが、お客様(立場・役職に関わらず)を迎える際には、目上の人やお客様を「上座」に案内するようにしましょう。

★目上の人=役職が上の人、年齢が上の人をさします。役職が同じ場合は年齢が上の人になります。

★夫婦同伴の場合、奥様は夫の席次に準ずるのが一般的です。

席順で上座と下座の判断はどうするの?

様々な場面での上座と下座の位置をすぐに判断するのは難しいものですですが、入口から遠い席が「上座」入口から近い席が「下座」というのが基本形ですので、何となく頭に入れておきましょう。
迷ったときは、基本形に基づいて判断すればよいでしょう。

下記に様々なシチュエーションごとの「上座」「下座 」を紹介していきます。

洋室での席順

ドアから遠い席が「上座」になり、ドアから近い席が「下座」になります。

あなたが招待する側であれば、お客様を「上座」に案内します。
また、招待される側であれば、指定された(すすめられた)席に座ります。

★すすめられた席が「上座」だからといって遠慮すると逆にマナー違反になりますので気をつけましょう。

特に指定がない場合は、「下座」に座るのが良いです。

和室での席順

床の間がない場合

洋室と同様、出入口(ふすま等)から遠いほど「上座 」になり、出入口から近いほど「下座」になります。

床の間がある場合

床の間があれば、床の間の前の席が最上位の席になります。
その次は、床脇(床の間の脇)の前の席になります。

円卓での席順

洋室や和室と同様、入口から遠い席が「上座」、入口から近い席が「下座」になります。

「上座」からみて、左→右と入口に向かって順に下座になっていきます。

車内での席順

タクシーなどの車内では、運転席の後ろの席が「上座」になり、助手席が「下座」になります。

後部座席に3人座る場合は、助手席が「下座」その次が、後部座席の真ん中になります。

★同行者が運転手の場合は、助手席が「上座」になります。続いて、運転席の後ろ、助手席の後ろ、後部座席の真ん中の順になります。

車の場合は運転者によって変わるので、少し注意が必要です。

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エレベーターでの席順

エレベーターでは、操作盤の前が「下座」になり、操作盤の対格が「上座」になります。

★操作盤が入口の左にある場合は、右奥が「上座」、入口の右にある場合は、左奥が「上座」になります。

基本的に乗るときも降りるときも目上の人やお客様を先にしましょう。

ドアを手で押さえ、先に乗り降りしてもらうように促してから、最後に乗り降りするようにしましょう。

ただし、オペレーターのいないエレベーターの場合は、「お先に失礼いたします」や「前を失礼いたします」と言ってから先に乗り、ボタンを押して(ドアを押さえて)乗ってもらうのを待ちましょう。

エレベーターも少し変則的ですが、相手や先方がエレベーターに乗りやすいようにするのが良いです。

席順で上座は左右もあるの?

左右にも席順があります。特に、日本と西洋では、対象者(先方)から見るのと、正面から見るのとで逆になるので少し誤解や混乱しやすいので、それぞれのマナーをご紹介しますね。

日本の場合

日本には昔ながらの伝統礼法の一つである「左上右下(さじょううげ)」という礼法があります。これは、読んで字のごとく「左が上位、右が下位」とするしきたりです。

これは、元々中国の思想で、「天帝は北辰(ほくしん)に座して南面す(皇帝は北極星を背に南に向かって座るのが善し)」とされていることからきています。

日の昇る東は沈む西よりも尊く、ゆえに左が右よりも上位と考えられる思想です。

ですから、日本では「左上位」が礼法の基本として定着しています。

「左上位」はあくまでも並ぶ当事者から見て左側を上位とするので、正面から見ると、左右の序列が逆にみえます。

マメ知識

左上位は日常生活のしきたりにも浸透しています。和服の着方である「右前」はその代表例です。

自分から見て左襟を上にに右襟の下にして着ます。左襟が右襟よりも前になる(正面から見ると、右側の襟が前になる)作法です。

また、ふすまや障子のはめ方も、ふすまや障子から見て左側を前にするのが鉄則です。

これらは、礼法の基本中の基本ですので、これは出来るようにしておくと「粋」ですよ。

西洋の場合

西洋では、英語で右を「正しい」の意味がある「right(ライト)」と言うように、日本礼法とは逆に「右を上位、左を下位」とする「右上位」が基本です。

これが近現代史の流れの中で、そのままプロトコル(国際間の付き合いのルール=国際儀礼)となっていますので、外交などの国際舞台では右上位がマナーとして定着しています。

わかりやすい所で言えば、オリンピック等のの表彰台で金メダリストを真ん中にしてその右側(向かって左側)に銀メダリスト、左側(向かって右側)に銅メダリストが並ぶのも、右上位に由来しています。

また、2国間の首脳会談の並び方や主要国首脳会議(サミット)での立ち位置は右上位に基づいて決められています。

まとめ

式典や会食など並び方や席順を決める時は、日本式にするか、国際儀礼に乗っ取るかは、来賓の方が気持ちよく過ごせる方にすれば、特に気を病む必要はありません。

万が一、マナーに厳しい方がおられた場合は、「本日はプロトコルで行います」と一言言えることが極上のマナーではないでしょうか。

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