便の回数が多いのは病気?原因は?健康で理想的な回数はどれくらい?

排便の回数
排便の悩みと言えば、日本では「便秘」で悩む方が多いものですが、逆に排便の回数が多くて悩む方もいらっしゃいます。

移動中や大事な場面での便意は困りものですし、気になって外出もままならない人までいらっしゃいます。

特に、最近妙に回数が増えた気がするけれど、生活面での変化もなく心当たりがない場合には、「もしかして病気!?」と、不安に感じるものです。

そもそも1日に何回くらいの排便が正常なのでしょう?

そこで今回は、便の回数が多いのは病気?原因は?健康で理想的な回数はどれくらい?についてご紹介します。

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便の回数が多いのは病気なの?原因は?

人間は生きるうえで栄養の摂取が必要となります。

生きるために食べる。

口から入った食べ物は、砕かれ、だ液や胃液に含まれる消化酵素の働きで吸収しやすい物質に分解され、小腸の入口(十二指腸)で、胆汁やすい液と混ざり合いながら消化されます。便として排出される際に色が黄褐色なのは胆汁の影響です。

そして、全長6~7メートルもある細い官がくねくねと続く小腸で栄養分と水分の約90%が吸収されるのです。

そして最後の大仕事、大腸では、食べ物のカスから小腸で吸収できなかった水分を吸収しつつ、肛門へと運んでいくのです。

この過程を経て少しずつ便の形ができていくのですが、この「運ぶ」という作業が実は大変な大仕事で、「蠕動(ぜんどう)運動」と呼ばれる腸管を伸ばしたり縮めたりしながら、少しずつ便を移動させるのです。

大腸がせっせと運んだ「食べ物のカス」は、ある程度溜まると、強い蠕動運動が起こり、最後に直腸に押し出されます。

普段は、直腸の中は空っぽで締っていますが、「食べ物のカス」が直腸に入ってくると直腸の壁が便に刺激され、それによって脳に「便が来たぞ!」という信号が送られるのです。この信号が「便意」と呼ばれるものです。

便意を感じると、肛門の括約筋が緩み、S状結腸から直腸の蠕動運動が活発に起こり排便されます。これは、排尿反射と同じように、自動的に行われますので排便反射といいます。

赤ちゃんは便意を感じるとすぐにうんちを出してしまいますが、大脳が発達すると排便反射を抑制し、条件が整ってから排便するというように調整できるようになります。

便の回数 健康で理想的な回数はどれくらい?

上記のように、口から入った食べ物は、胃や腸などの消化管を通って消化吸収され、残りカスが便として肛門から排出されます。

その長さは個人差があるものの約9メートルの行程で、時間にして1日半から3日くらいかかるものです。

一般に、大腸は1日分、つまり3食分の「食べ物のカス」を溜めることができます。

例えば、朝の排便で1日分をすべて出してしまえば、大腸は空っぽになり、新たに1日分の「食べ物のカス」を溜めることができます。

そのため、1日1回の排便習慣が身に付けば、それがずっと続くことになり、よく言われる「1日1回の排便」も、この理想的な習慣を目指して言われることが多いようです。

正常な排便の回数

一般に、正常な排便回数は「3日に1回~1日に3回まで」といわれています。

1日に3回までというのは、1日3食食べるのであれば、1日3回排便するのが理想的なためで、食事をして、栄養素を吸収して、「食べ物のカス」が便になるまでおよそ1日程度かかります。

便自体は老廃物のカタマリなので、大腸に溜めるよりもできるだけ速やかに排泄するのが理想的です。

そのため、前の日の朝ご飯分の「食べ物のカス」を、次の日の朝に出すという1日3回排便するパターンはまさに理想的で健康的でもあるのです。

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以前は、「1日1回の排便」が理想的と言われましたが、現在では「1日に2~3回の排便」回数が理想的とも言えます。

便の回数が多い原因は?

1日に5回以上排便の回数がある場合は、「下痢傾向」とされています。

でも、排便回数は個人差もあったり、食べる量によっても変動するものですので、回数が多いから異常とも言えないのが事実です。

一番大事なのは排便の回数ではなく、便の形状や状態です。

便の形状や状態によって健康状態も分かるものですので、下記の便の形状や状態の一覧も参考にしてみてください。

便はどんな形状?

便の形状

便の形状で便に含まれる水分の割合が分かります。

健康な便は、70~80%が水分で、水分が70%以下になるとコロコロとウサギのフンのような硬い便になります。

逆に水分が90%を超えると下痢の状態になります。水分が少ない硬い便は、便秘がちの人に見られやすく、食生活や生活習慣の見直しなどである程度改善できます。

逆に注意が必要なのは、急に細い便が出るようになったり、下痢が何日も続くときは、すみやかに病院の受診をおすすめします。

便のにおいは?

便のにおいも大事な健康状態のバロメーターになります。

健康な状態の便は、実はあまりニオイがありません。

便のニオイは、食べ物によるものが多く、偏った食生活や動物性タンパク質を多く摂ると、便が臭くなる傾向があります。

軟便や下痢で悪臭・異臭がするときは要注意で、胃腸障害の可能性もありますので、病院の受診も考えましょう。

また、便が液状で腐ったようなニオイがするときは、食中毒や赤痢、かいよう性大腸炎なども考えられるので、すみやかに病院の受診をおすすめします。

便の量は?

便の量は、食事の量に比例します。

食べた量に比例して排出できるのが理想的です。

便が何日も出なかったり、おならも出ない、さらに腹痛をともなう場合は、腸閉塞(ちょうへいそく)が考えられるので、すみやかに病院の受診をおすすめします。

最近急に気になり出した場合は?

1日に何回も排便がある場合に気を付けたいのが、最近急に気になり出した場合です。

数年にわたって1日に数回排便がある場合は、体質的な腸の習慣が考えられますが、ここ最近半年くらいで起きてきたような場合には、大腸ガン大腸ポリープによる症状である可能性もあります。

また、常に便が残っているような感じや便意があり、トイレに行くけれど、ほんの少量しか排便できない場合などは、直腸やS状結腸に、大腸ガン、大腸ポリープができている可能性があります。

大腸などは早めの診断が一番ですので、気になる場合はすみやかに病院を受診しましょう。

単にストレスなど精神的な影響で便意が瀕回になっている場合も多いので、心配するよりはまず検査を受けて心配を取り除くことも大切かも知れません。

まとめ

腸の働きは、「栄養分を消化吸収し、全身へ運ぶ」「体に必要なビタミン類を新たに生み出す」「体中の免疫細胞の70%が腸に集まっている」など、健やかな毎日を送る上で必要不可欠なものばかりです。

排便も大切な健康状態には不可欠なものですので、健やかな生活のためにも排便を気にする習慣も大事ですよ。

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